千住まちづくりファンド
【せんつく2】
東京都足立区
ファンド 設立日 |
2022年(令和4年)3月10日 |
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組合員構成 | 足立成和信用金庫、民間都市開発推進機構 |
ファンドの 所在地 |
東京都足立区千住 |
ファンドの 資金規模 |
6,000万円(足立成和信用金庫3,000万円、機構3,000万円) |
ファンドの 形態 |
有限責任事業組合(LLP) |
ファンドの 存続期間 |
2042年1月末日まで |
【地域の課題】
千住は、かつては江戸最大級の宿場町として栄えました。現在は、都心からのアクセスが良く、北千住駅には5路線が乗り入れ、また、同地域には5つの大学があることから、駅周辺は一定の賑わいがあり、まちの人気は上昇傾向です。
一方、北千住駅周辺から離れたエリア(特に重点地区である千住北西部地区(千住大川町、千住寿町、千住柳町、千住中居町、千住龍田町))においては、かつては都電の終点駅があり、これと近隣の事業所を結ぶ商店街に地元住民等が集まり、千住地域の中心として賑わっていましたが、都電が廃止となり、事業所が減少すると人通りも減少し、商店街は衰退しました。また、高齢化進行により空き家が増加し、まちの魅力は低下傾向にあります。このため、地域コミュニティの交流の場として住民が魅力を感じる賑わいを再生することが求められています。また、当地域の多くは、都内有数の木密地域であることから、防災の観点からも、老朽建物を壊すものと利活用するものとに選別することも求められています。
【ファンドの投資対象エリア】
上記の対象エリアにおいて、空き家、空き店舗等の遊休不動産等をリノベーション等により活用し、飲食施設、宿泊施設、交流施設、イベント施設、体験施設、貸しオフィス等を整備・運営することで地域の課題解決に資する事業を投資対象とします。
【投資対象事業の考え方】
空きビル、空き家、港の空き倉庫、少年自然の家跡、廃校などの民間や公共の遊休不動産をリノベーション等により活用し、クリエイターの拠点施設、シェアハウス、宿泊施設などの施設を整備・運営することで地域の課題解決に資する事業を投資の対象とします。
【投資対象エリアのイメージ】

【本ファンドからの投資事例】

- 施設名 : せんつく2
- 所在地 : 東京都足立区千住
- 投資先 : 株式会社 ENJOYMENT (社債の引受)
- 投資日 : 令和4年11月30日
空き家(築60年)のリノベーションを実施。1階を飲食店(創作炭火ダイニング)、2階を総合学習塾として誘致した。