旧鹿屋市立菅原小学校活用 ユクサおおすみ海の学校 設立計画
【ユクサおおすみ海の学校】
鹿児島県鹿屋市
本事業は、鹿屋市が所有する廃校となった小学校施設をリノベーションし、宿泊施設、食堂、地域産品の販売店等で構成される観光交流拠点を整備する公民連携事業です。
錦江湾を望む恵まれたロケーションを活かし、自然を感じる体験型プログラムを実施し、地域の魅力発信を行うことで周辺地域への来訪者の増加、交流人口の拡大による地域の活性化が期待されています。
民間企業の出資と併せてMINTO機構が出資することにより、事業の立ち上げ支援を行いました。

事業地 | 鹿児島県鹿屋市天神町3629番1の一部 |
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民間都市再生 整備事業計画認定日 |
平成30年3月26日 |
事業において整備される 公共施設等 |
広場 |
出資会社等 | 株式会社Katasudde |
MINTO機構の出資年月日 | 平成30年3月30日 |
出資額 | 15百万円 |
出資の形態 | 優先株式の取得 |
MAP
Voice ーお客様の声ー
株式会社Katasudde
「ユクサおおすみ海の学校」は2013 年に閉校となった鹿児島県鹿屋市の旧菅原小学校校舎および敷地を鹿屋市から公募を経て借り受け、体験滞在型宿泊施設として2018 年7 月にオープンいたしました。廃校となっていた小学校に子供たちの笑い声や人の流れが再び戻り、地域の活性化に少しづつ繋がっていると感じてきています。
当社は東京でリノベーションを手掛けるブルースタジオと鹿屋市でまちづくりに取り組む大隅家守舎の役員によって構成された会社であり、施設のリノベーションから運営まで手掛けております。廃校活用においては、持ち主が市のものである土地建物を担保にすることが出来ず、資金調達は難易度の高い事業です。そのため、銀行融資と組み合わせて、民間都市開発推進機構のまち再生出資を頂くことができたのは事業成功に必要なことでした。
施設の概要としては、観光やスポーツ合宿、企業や大学などの研修、修学旅行など体験学習等の宿泊施設です。また、錦江湾しおかぜ街道における立寄り地点として、食堂、地域の産品を扱うショップ、チョコレート工場、自転車ストアを併設した複合施設となっています。特に、自転車においては恵まれた環境を武器にサイクリストの拠点としてアピールしていく予定です。そのほか、グランドや体育館、プライベートビーチなどを活かした独自の体験プログラムも用意して、菅原小学校のロケーションを活かした施設づくりを目指しています。
私たちは、小学校だったという歴史を活かし、大隅半島の人と自然が先生という設定で、子供たちも、大人たちも、体験を通して楽しみながら学ぶ場をつくることを目指しています。菅原小学校の環境を活かし「地域住民=人的財産 」「日常の暮らし・文化」「 自然環境・農林水産物」など地域の日常の価値を「小学校」での学びを掛け合わせたコンテツをつくり、大隅半島における滞在体験型観光の発掘・促進および県外、 国外へ向けてその魅力を発信していきたいと考えております。