未来ファンドおうみ
滋賀県
ファンドの概要
支援年度 | 2015年(平成27年) |
---|---|
事業主体 | 公益財団法人淡海文化振興財団 |
助成対象地域 | 滋賀県 |
目的 | クラウドファンディングを活用するNPO等の市民活動による事業を促進し、滋賀の特色ある地域の活性化を図るとともに、地域を支える寄付文化の創造に資することを目的とする。 |
ファンドの形態 |
古民家・空き家・既存建物を活用した
|
ファンドの 資金規模 |
6,000千円(滋賀県3,000千円、機構3,000千円) |
【助成対象地域】 滋賀県
- 出典:地理院タイル(標準図)に対象エリア等を追記して記載
【具体的な事業例】
- ①登録有形文化財の旧郵便局を交流拠点として活用
- 事業者 : ヴォーリズ今津郵便局の会
- 事業地 : 滋賀県高松市今津町
- 助成年度 : 平成28年度
- CF調達額 : 595千円
- ファンド支援: 509千円
旧今津郵便局は、昭和11年(1936)に建築されましたが、昭和53年(1978)に郵便局が新築移転されて以降、空き家となっていました。
当郵便局は、アメリカから来日し数多くの西洋建築を手がけた建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計による登録有形文化財となっていますが、個人所有であるため、公共の補助で建物を改修することができなかったことから、任意団体である「ヴォーリズ今津郵便局の会」の協力を得て耐震改修工事等を実施しようとしましたが、資金的な限界もあり、クラウドファンディングにより資金を集め、工事等を実施しました。
現在は、地域の人々の集いの場(コンサート、寄席、講演会、ワークショップ等を開催)として活用されています。
- ②古民家を移住者向け仮住居として改修
- 事業者 : 特定非営利活動法人 結びめ
- 事業地 : 滋賀県高島市安曇川町中野
- 助成年度 : 平成28年度
- CF調達額 : 1,657千円
- ファンド支援: 1,212千円
過疎化が進む、安曇川町中野集落の空き家改修をきっかけに、田舎の楽しい未来を<想像=創造>したいとの思いから開始。
具体的には、①おいしい水と暮らす“小さな空き家”をワークショップ形式で改修、②“空き家改修マニュアル”の作成、③改修した空き家に住みたい“元気な移住者”を募集しております。
まずは、集落内に「湧き水」が溢れ出る中野集落の小さな空き家を改修し、移住者に仮居住してもらうため、地域の方々の協力を得て、当プロジェクトを立ち上げました。
また、空き家改修のノウハウをマニュアル化し、全国で空き家を何とかしたいと思っている方々の手引書として活用してもらいたく、加えて改修後の空き家には、地域行事にも積極的に参加する移住希望者を迎え入れ、コミュニティ機能の維持や発展に貢献してもらうことに期待しています。
- ③古民家を若者の就業支援拠点として改修
- 事業者 : あいとうふくしモール運営委員会
- 事業地 : 滋賀県東近江市小倉町
- 助成年度 : 平成28年度
- CF調達額 : 1,342千円
- ファンド支援: 1,278千円
少子高齢化が進む愛東地区において、集落内にある空き家であった古民家を確保し、地元の若者の就業支援を行う「あいとうふくしモール」の拠点として、また地元食材の加工販売を行う施設として「ほんなら屋」を整備しました。
当該施設では、高齢化の進む地域を盛り上げ、働くことへの不安を抱える若者が挑戦できる場所として、地元産のお米で握るおにぎり「あいとうむすび」の開発、それに付随する漬物などの加工販売を行っております。
また、施設に隣接した農場で、社会に出ることに不安を感じている若者たちが、季節に合わせた野菜づくりも行っています。