東京第一ホテル鶴岡他改修事業
【東京第一ホテル鶴岡、S-MALL、プラスONE】

山形県鶴岡市

本事業は、山形県鶴岡市においてホテル、バスターミナルを有するショッピングモール、フィットネスクラブの3施設を、新たに設立した合同会社で取得した上、耐震改修を含むリニューアルを行う事業です。

これらの施設は、鶴岡市が立地適正化計画の誘導施設に指定し、重要な施設として位置付けられており、今回のリニューアルにより市民の生活利便性の向上、都市中心部の賑わいの創出、公共交通のネットワークの強化等が期待されています。

不動産証券化のスキームを活用し、地元企業等の出資と併せてMINTO機構が出資することにより、事業の立ち上げ支援を行いました。

東京第一ホテル鶴岡他改修事業【東京第一ホテル鶴岡、S-MALL、プラスONE】
東京第一ホテル鶴岡他改修事業【東京第一ホテル鶴岡、S-MALL、プラスONE】
東京第一ホテル鶴岡他改修事業【東京第一ホテル鶴岡、S-MALL、プラスONE】
事業地 山形県鶴岡市錦町2番21 他
民間誘導施設等
整備事業計画認定日
平成29年4月1日(平成29年9月13日変更認定)
事業において整備される
公共施設等
道路
出資会社等 合同会社夕陽
MINTO機構の出資年月日 平成29年9月27日
出資額 400百万円
出資の形態 不動産特定共同事業契約に基づく匿名組合出資

MAP

Voice ーお客様の声ー

合同会社夕陽

 当社は、山形県庄内地方一円の交通インフラ事業を担ってきた「庄内交通」を源流に、関連事業やグループ企業の再編により形成された企業グループの中核企業であります。  鶴岡市は山形県の日本海側に位置する、東北最大級の面積を持つ人口約13 万人の地方都市であり、ここに当社が保有・運営する集会機能を備えたホテル「東京第一ホテル鶴岡」、バスターミナルを備えた大規模小売店舗「S-MALL」、スポーツ施設「プラスワンつるおか」の3施設は、玄関口である鶴岡駅前に立地し、中心市街地に必要不可欠な複合的施設でありながら、築後30 ~ 40 年が経過し、老朽化していることが当社の課題でありました。特に、鶴岡市唯一のシティホテルである東京第一ホテル鶴岡は、旧耐震基準による建築物であるため、耐震補強工事が喫緊の課題となっていました。
 そうした中で、当社は公的支援を得て大規模改修等が進められるようコンパクトシティを推進する鶴岡市と連携し、立地適正化計画に都市機能の誘導施設として位置付け、平成29 年4 月に民間誘導施設等整備事業計画の国土交通大臣認定を全国で初めて受けることができました。さらに、大規模改修等による財務負担を抑制できるよう、所有と運営の分離を図る観点から不動産証券化手法を活用し、平成29 年9 月に民間都市開発推進機構のまち再生出資に加え、地元の地銀や企業等からの投融資を得て、特別目的会社SPCを設立。同社が、3つの施設を取得した上で、大規模改修工事を実現できました。
 本プロジェクトの取組により、ホテルやスポーツ施設は、耐震補強・改修工事による建物の防災性向上およびバリューアップを図ることができ、工期の関係で先行して行なったバスターミナルのリニューアルに伴って、高速バス路線が新規開設(京都・大阪便、仙台空港直行便)されたことにより、さらなる地域住民のための交通利便性が向上されました。本プロジェクトが中心市街地のにぎわいを新しく創出し、鶴岡市のコンパクトシティ化の推進に寄与することができたと確信しております。

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